【完】俺様男とあたしの危険な同居生活~1~





そして、あたしは黒のミュールを履いて玄関を出た。




ふと、隣りを歩いている淳君に目を向けた。




淳君はほのかに顔が赤くなっていた。




「淳君?どうしたの?顔赤いよ?」




「………え!?いや、な、何でもねぇよ!」




淳君はそう言うと頭を掻いた。