「お釣りは自由に使っていーよ♪あと低脂肪牛乳も買ってきてね♪あと…――」 「購買のおばちゃんによろしく言っといて♪…でしょ?」 もう毎日のことだから、 いつの間にか覚えた会話。 「優ちゃん、せいかーい」 そう言って頭を撫でる。 …いつも通り。 「はいはい。用事あるんでしょ?行ってらっしゃい」 「…あー、そうだった。じゃあまた後で」 和は軽く微笑んで私から離れていった。