アシタのナミダ Tears Of Tomorrow.

  第2話 「ありがとう。ジュリ」








 7月になっても降り続く雨の中、





私はいつものように赤い傘を差して待っていた。





PARCO前は平日の昼間でもヒトがあふれていて、





なぜこんな時間に女子高生がいるのかとチラ見していく。





そんな中をびしょ濡れになりながらカレンは走ってきた。