そんなふうに思うだけ無駄で、時間だけが、儚く過ぎていく。私はこの世の誰の目にも、映ってはいけない。私の心は儚いガラス玉。溶けるようにゆっくりと、消えていく。

私は、心を持たない道化です。
だから、生きている必要なんて、どこにもないし、そんなもの、要らない。
死にたい。
今すぐに、死にたい。
そう思っても、寸止めしか出来なくて。
『心』なんて、とっくに捨てたと、思ったのに。