あたしはお手紙を眺めながらママを見た


「読んでプレゼントくれたらイイね」


「うん…」


「どうしたの?」


あたしはどうしても気になることが1つだけあった


「あのねママ…」


ママは包丁をまな板に置き、私のいる冷蔵庫の前に来た


「ん?どうしたの?プレゼント違うのがイイの?」


「ううん…サンタさん…本当に来る?」


「来るよ!玲花おりこうにしてたし、お手紙も書いたでしょ?」


ママはニコニコしながらあたしの頭を撫でてくれる


「だって…うち…煙突ないもん…サンタさんどうやってプレゼント持って来るの?」