「いいから早く
電気つけやがれ!」



カチっ



懐中電灯で
下から照らされて

暗闇にぼんやりと
浮かび上がる顔。





「きゃーーーっっ!!
で、出たあーーーっ!!!」



いきなり現れた顔に
あたしは大パニック。



「お、おい、
お前そうやって
持つなよっ!」



貸せっ!



そう言って
懐中電灯の光が
電気のスイッチが
ある方に動いていき…





パッ





「あ…」