「お前やってーな。
こいつ俺じゃ
かなわへんわ」

「え~…」



サブが勝てないのに
あたしが勝てるわけ
ないでしょ。



あたしが迷うと
南が振り返って
フッと笑った。





「来れば?」



そう言って
自分の隣を
ポンポンとたたく。





なん最近、よく
あーゆう顔するよなあ。





そんなことを
思いながらも

あたしの足は
自然と南の隣へと
向かっていた。





そしてそこに
座ろうとした時、



「杏!」