「そ!そりゃそうだけど! それあたしが 終わらせれば あんたが起きれば すぐに帰れるでしょ…」 あたしがブツブツと 言うと、南の目が 少し見開かれた。 「てかお前… オレが起きんの 待ってたの?」 あたしがコクリと頷く。 「あっ! でも違うからね! 優しさなんかじゃ なくって先生に 頼まれて仕方なく っていうか まあ一応顔見知りだし っていうか とにかくあたしの 好意で待ってたん じゃなくて 本当に仕方なく… ゲホッゴホッ!」 必死に説明しすぎて むせてしまった。 恥ずかし…。