「ったくよ~!
何で南がまだ
杏の家にいんだよ!」

「えっとそれは…」

「心配しなくても
すぐ出てきますよ」

「わあっ!?
和斗っ!!」








あたしと星也さんが
並んで歩いていると
急に和斗が
後ろから現れた。










「どうせオレは
邪魔もんだな。
先に行けばいいんだろ」











あ…。



和斗…。











「和斗っ!








たまには…

サブの相手しに来ても
いいからね?」













あたしの言葉に
フッと笑って、

和斗は手を挙げながら
歩いて行った。









ごめんね和斗…。





でもあたし、
星也さんじゃなきゃ
ダメみたいなんだ。





ありがとう…。




















「…おい」









「へ?」