それでも自分に 言い聞かせて、 なんとか今日まで それを続けてきた。 そしてある休日。 オレが買い物を済ませて 家に向かっていた時。 そういえば杏と南が 別れたって本当かな。 そんなことを 考えていたら 視線を感じた。 なんの気なしに そっちを見ると 雑誌を開いたまま オレをがん見している 杏がいた。 うおっまじかよ。 杏のことを考えていた まさにこの時に、 本物の杏が 現れたもんだから 若干焦ったオレは つい小走りになっていた。