声が聞こえる。 「大体何でもかんでも 学級委員に 押しつけるのが いけないのよ!」 「オレに言うなよ…」 「誰も南くんには 言ってないってば!」 「………」 この声は… 「亜湖…?」 「あっ!!杏っ!! 気がついた!? 大丈夫っ!? どこも痛くない??」 「えっと…」 「一気に聞くな。 …大丈夫か?」 「和斗…。 うん。 亜湖もありがとう」 「ううん!いいの。 でもびっくりしたよ。 杏が気失ったって 聞いたから とんで来ちゃった」 「そっか…。 あたし椅子から落ちて… あれ?」