「ねえ、杏。
人と人ってどうして
関わると思う?」
「…?」
亜湖の急な質問に
あたしは小さく
首をふる。
「人は…
あたしたちはね?
1人じゃ何にも
できないの。
だから
助け合って、
笑い合って、
…そしてひかれ合う。
人と人とが
関わり合うと、
そうしてまた
幸せな気持ちが
生まれるの。
杏は今、
その幸せな気持ちを
1つ消そうと
しているんだよ?
このまま日向さんとは
関わらなくても
しょうがないや
って…。
あたしは
それは間違ってると
思う…。
確かに南くんは
怒るかもしれないよ?
でも…
杏の気持ちは
杏だけのものよ。
杏の幸せは
杏にしかわからないの。
だから…
素直になってみて?
杏がどんな
選択をしたって
あたしは杏の
味方だから!」

