「ゆ、夢…」



額には汗がびっしょり。





なんか…

嫌なもの
思い出しちゃったな。






憂うつな気持ちで
学校に向かった。











「あ、ねえ来たわよ」

「本当だわ」





いつものように
校門をくぐると
ざわざわする。





でも今日は
いつもと何か違った。





男子も何か
話しているし、

気のせいか、
みんなの視線は
あたしに
向いてるような…。







「なんか今日
おかしくねえ??」

「ひそひそしてる」



やっぱり2人も
思ったんだ。







背中に冷たい
汗が流れた。



…嫌な予感がする。







不安を拭いきれないまま
教室へと向かった。