「どうしたって… お前こそなんだよ。 ジャージ着たまんまで。 とうとう勉強が 全くわかんなくなって 体育ばっか やってたのか?」 「うるさーい。 いくらあたしでも 授業はちゃんと うけますー」 「あ、そ。まあ 元気そうで良かった。 具合でも悪くなったかと 思ったぜ」 あ…。 星也さん…。 「ありがと」 あたしには 亜湖がいる。 星也さんがいる。 もちろん南も。 そう思うと 嬉しくなって あたしはなんだか お礼を言いたくなった。 すると星也さんの 顔がほんのり 赤く染まる。