その時南がポンと あたしの肩を叩いた。 振り返ると ふんわり笑う南。 あたしも笑顔を 返すことができた。 うん。 大丈夫だよね。 「~っだあーっ!!」 「わっ! どうしたの星也さん」 「くっそ、オレは めげねえぞ…」 星也さんはブツブツ 言いながら 3年の玄関に 向かっていった。 「行くぞ」 「あっうん」 しかしあたしの こんな穏やかな朝は すぐにぶち壊される ことになる…。