「誰よりも 一生懸命で 前向きで 正義の味方で 他の女子みたいに うるさくないし こんな無愛想な おれにも優しく してくれて でもどっか抜けてて かわいいとこも たくさんあんだろ?」 そのままゆっくり 近づいてくる南の顔。 南はあたしの耳元に 顔を寄せて、 甘い声で囁いた。 「そんな杏が おれは大好き」 おもわずゾクリとする。 それを見て南は ふっと笑った。 「耳、弱いんだ?」 そしてあたしの 耳を甘がみする。