「杏、真っ赤だ… かーわいい」 んなっ!?? いいい今なんて!? 大きく見開かれる あたしの瞳。 だ、だってだって、 あの南がかわいい!? そして南は更に 追い討ちをかける。 「杏… おれ、杏のこと、 …好きだよ?」 えええええ!? 突然のことで 何も言葉が出てこない。 自分でも顔が 赤いのがわかる。 「だって杏は…」 虚ろな瞳から一転して 真剣な表情で 話し出す南。