「あっ…!」 私と雪乃が里沙ちゃんを眺めていたら、バチっと目が合ってしまった。 「おはよう! 高瀬さん、足立さん!!」 にっこり笑って挨拶をしてくれた。 「「おはよう!小川さん。」」 私たちも挨拶に応えると、里沙ちゃんは『う〜ん…』と、眉間にシワをよせてこっちに近づいてきた。 「あのさぁ、私のこと里沙って呼んで?せっかく同じクラスになれたんだし堅苦しいの苦手だから。」 里沙ちゃんはそう言って再び可愛い笑顔を見せた。 .