そこにいたのは先生だった。 私の手が先生の手と当たっている。 それも私の手が先生の大きな手に包み込む様に上から当たっている。 急に顔が赤くなるのが分かる。 炎の灯りで顔色が分からないと思うけど、先生の顔が見れない。 すぐ先生の手が退くと思っていたがなかなか離れない。 「先生…?」 物凄くドキドキしてくる。 先生は何も言わない。 俯く顔を上げると先生は私の顔を見ていた。