一人過ぎ去った教室で
誰にも気づかれない様に泣いた。
心中は複雑で
抱かれた嬉しさと
答えてくれなかった悲しさが入り混じって。
所詮、先生と生徒。
その関係は崩れない。
恋愛なんて成立しない。
そもそも恋愛感情なんて生まれないんだ。
そうやって自分に言い聞かせた。
でもあの触れたぬくもりが今も残っている。
忘れる事の出来ないぬくもり・・・
いつの間にか空は雲が抜け雨も止み
この出来事がまるで無かったかの様な
青空に戻っていた。
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