はぁ~。また違う人かよ…。 男子が三人教室から出てきた。 「また違った…。え?」 教室からそれに伴い惇先輩が出てきた。 香菜は猛ダッシュで上に上って行った。 私は猛ダッシュで惇先輩の元へ走りだした。 他の男子がいるなんて、全然気にしなかった。 今はとにかく先輩にチョコを渡したいので必死だった。 「惇先輩っ!」 私は大きい声で名前を呼びながら階段を下りた。 ヤバいっ!近くに来すぎた。 私は足が止まらなくって、先輩にくっ付きそうなぐらい近づいてしまった。