「こんな雨の中、呼び出して、 何する気や?」 さっき、電話が来て。 珂鉈に公園まで呼び出されたんや。 雨やから、 もちろん人なんておらん。 「栖羽ちゃんと、 別れたんでしょう?」 ...っ...。 「なんで知ってんねん」 このこと、 俺と、氷奈と、 ....まさか。 「栖羽ちゃん情報」 珂鉈はさっきから 真剣な表情をしとる。 「..栖羽今どこに居るん?」 「僕ん家だよ」 ...えっ? 「熱出したんや。雨の中、 傘も差さないおかげで」 ...あの時...