封筒をしまうと、阿保女はハッとした。 「ああっ!!…無視するって言ってたのに忘れてたやんっ!!」 今頃ーっ!? ってかそんなに呼んでほしいもんなんか?? あいつは今日、それ以来俺に話しかけてこなかった。 …んやねん。 名前呼ばんかっただけで。 昼間、あんなに照っていた太陽は沈み、もうみんなが下校をする時間になった。 「…………。」