「…ってか危なくないん?? こんな夜中に女子一人でとか。」 「めっさ危ない!! 弟、姉ちゃんをなんやと思ってるん!!みたいな。 あ、そや。剛、家まで送ってってよ。」 「は??」 明らかに嫌そうな顔をする剛。 「いいやんっ!!あたしが襲われたらどうするんっ??」 すると剛は、はぁーとため息をついた。 「…しゃーないな。」 あたしと剛は、あたしの家に向かって歩き出した。 「そういや剛って何で東京にきたん??」 「…別に。親が東京行くっていうから着いてきただけ。」