鈴は驚いた声をあげる。






「…このリング…。」





「これで俺ら、おそろいやん?」





俺は、さっき鈴からもらったリングをはめてそう笑った。






「……剛ぅぅ…!」





鈴は目に涙をためて俺に抱きつく。






そんな仕草が愛しくて。






「……んな顔すんなや。」






…離れたくなくなるやんけ。