あたし達が店からでた、まさにその時だった。 「翼…。」 その声に振り向くと、そこには小柄でショートカットの女の子が拳を震わせて立っていた。 「み、美優…?」 え…翼の知り合い? その女の子はよく見れば中学生くらいだった。 っつーことは…翼と同級生とか…? 「…何してんのっ。」 美優ちゃん(?)は翼を睨みつけて視線をそらさない。