「…あはは。」 あたしは笑ってごまかす。 「…俺でよかったら聞くけど。」 哲が真剣な表情を向ける。 「っ……うん。」 あたし達は、近くにあった公園のブランコに座る。 「…実は…。」 剛が留学してしまうかもしれないこと。 さっきのこと…。 あたしはすべて哲に話した。