俺はそう言うと、電源ボタンを押した。




「…ちゃんと断らなな。」




俺はそう決心して校門に向かう。




俺が校門に行くと、ひとつの車が止まっている。



…社長か。




俺は小走りで社長に駆け寄った。




…にしても来るの早いな。



ほんまに学校の近くの信号におったんか…。





「…わざわざすいません。」




社長は車の窓を開けて笑顔を見せる。




「いえいえ…。君は私の期待の新人だからねー。
 君のためならどこまでも飛んでいくよ。」