「ご~うぅぅ~…!!」 あたしは剛に抱きついた。 いつもの剛なら突き放すけど、今日は優しく頭を撫でてくれた。 「剛ぅ~!!大好きぃ~~!!」 あたしが泣きながらそう言うと、 剛はフッと笑った。 「俺は大大大好きやけどな。」 そう言った剛の顔はほんのり赤くて。 照れてるってことが分かった。 剛のそんな様子ににあたしの目からは涙が止まらなかった。 これは夢なん…?? あの冷たい剛が…こんなこと言ってくれるなんて。