かの少女の、光のような笑みをご覧になっておりますと、おそばから姉姫を失われます、その悲しみが、わずかでも、晴れるような気がしてまいりますので、一の君には、なんとも不思議な心持ちにございます。

いずれ、とも、あすにも、とも、もう一度お会いしたいと願う思いがお心のうちをしめてゆくのでございました。