西の空が、もう随分赤く染まっている。 日はまだ落ちてはいないが、太陽は確実に真っ赤になっていた。 『兄ちゃん、姉ちゃんありがとーっ!!また一緒に野球やろうなーっ』 子供達は手を振りながら、それぞれ自分の家に帰っていく。 そんな姿を2人、手を振りながら静かに見ていた。 夕日がやけに眩しく感じた。 「……俺らも、そろそろ帰るか」 小さく、だけど確かにはっきりとカオルがそう言った。 これで、終わりなんだ。 もう会えないかもしれないんだ。