それでも結果オーライだったかも。 野球が出来てなかったら、こうやってカオルとリュウヤと仲良くなってなかったかもしれないし…。 「お前打ちすぎだっつの…。守ってるこっちの身にもなれよな~…」 笑顔でバットを振るあたしに見かねて、カオルが外野から返ってくる。 「だって!!何か久しぶりで気持ちよかったんだもんっ」 「だもんっ…じゃねえよ!どれだけ走らせる気だっ!」 えへっと笑うあたしにカオルは、可愛くねぇよと突っこんできた。 本っ当失礼なやつなんだから…。