ジッと前を向いたまま それでも、握ってきた手に力が入るのがわかった。 その様子が、何だかおかしくて、くすぐったくて。 「…しょうがないなぁ」 その手をそっと、握り返した。 「ブーケ、取ってくれたら 結婚してあげてもいいよ」 カオルの顔を見てニヤリと笑うと カオルもまたあたしを見て 「…しょうがねぇなぁ」 そう言いながら眉を垂れ下げ笑った。 「じゃあ行きまーす!」 急いで2人、手を繋いで前まで進む。 ミユちゃんが後ろを向いて、ブーケを胸元で上下に揺らした。 「せーのっ!!」