「っ・・・・・李嚢・・・」




「ふえ・・・ グスッ」




亜夏は李嚢を抱きしめた。





「泣くな!!俺が李嚢を護ってやる!!!」




「にいちゃ・・・・」




亜夏はそう言うと自分の部屋に行き、鞄に適当に荷物やお金、食料を詰めた。






「よし!! それだけあったら、なんとかいける!」




亜夏はそう言うと李嚢のいる居間に戻った。