―ハァハァ… いつの間にか携帯をにぎりしめて家を飛び出していた。 向かった先は スタジオ。 マネージャーはいつもここに居るから。 …ハァハァ マネージャー… 息が上がり、なかなか声が出ない。 「マ…マネージャー!!」 あたしの声がスタジオ中に響く。 今撮影中じゃなくてよかった。 きっと、大迷惑だっただろうな。