「おじゃましまーす…」 小さな声で一応挨拶をする。って言っても龍しかいないのだけれど…。 『入って。どこでもいいから座ってて。』 そう言われて、ベッドの近くのフローリングに座る。綺麗な部屋…。龍って綺麗好きなのかな?男の子の部屋なら、普通は散らかってそうな雑誌や服も、綺麗に片付けられていた。 『麦茶だけど…どうぞ』 そう言って、両手に持っていたコップの片方を私に渡す。 優しいなぁ.. ヤバっ!! またにやけてたかも!! そう思って焦ってる私に龍はニッコリ笑った。 .