また自分が熱っぽくなっていくのがわかる。
ヤバイ！
それでもゆっくり後ずさりしながらちょっと隙を見せたとき
彼の左足の甲を踏んでやった。
「・・・ってっ！」
彼は顔をしかめた。
ザマーミロ。
そう簡単に何度も同じ手にはひっかからへんもんね。
アタシはニヤっと笑った。
「へ・・・え・・
俺にそんなことすんだ？」
彼はアタシのさっきの笑みよりももっと不適な笑みをアタシに見せた。
「ほんっとオマエ、ツンツン凶暴なのな？」
そう言いながら顔はアタシを見つめながら掴んでいたアタシの右手をきつく握りなおす。
