「なんでそう自分の都合のいいように物事を運んでいくんよ?
アタシの都合とかもうちょっと考え・・・」
「そんなの美月が俺の都合に合せりゃいいじゃん?
ま、とにかくちょっと付き合ってほしいトコあるんだけど?」
彼は門を出たところで立ち止まり話題を変える。
「?」
アタシはコイツと行動を共にするとロクなことがないってことは学習済み。
誰が行くもんか。
でも約束って・・・。
でもでもそんなの彼が自分の都合いいように解釈しだだけ。
「いや!行かへん!」
思わずアタシが言う。
「ふーん、そんな態度とるわけ?いいのかなぁ?」

