切ナクテ、恋シイ、ヒト。



「美月、オマエ言っただろう?
ブラックティーを持ってきたらなんでも言うことなんでも聞くって」


「あ・・・あれはつい・・・」


急にアタシは口ごもる。




なんであんな約束してしまったんだろう。




でも。

絶対に大丈夫だって思ってたのに。



「でも・・・なんでもっていうのは・・・!
そ・・・それに・・・ちょっと遅れたし・・・」


始めは大声で言っていたのに後になるほど小声になる。


彼が約束したことを
覚えていたからあまり大きな態度に出れなかった。