切ナクテ、恋シイ、ヒト。


「待っ・・・」


アタシが言いかけた言葉も

彼の唇がアタシの唇を塞いでしまったせいで
中途半端になってしまう。







誰も見てないって
いってもこんなところで・・・。






そしてそのまま抱きしめられて身動きが取れない。





そしてアタシの中で抵抗がだんだんと小さくなっていく。





・・・本当にこの人は
魔法使いみたいだ。




簡単にアタシに魔法を
かけてしまう。




カラダの力が抜けていくのと比例して

鼓動がどんどん高鳴っていく。





・・・頭が
くらくらしてくる。






優とのキスは・・・

安心できて。

心地よくて。

うっとりとする。