切ナクテ、恋シイ、ヒト。



・・・でも
アタシ知ってる。




いつも傲慢でエラソーでとんでもない奴だけれど

時々見せるその下の小さな子供のようなあどけない彼の笑顔・・・。







ふと教室の窓から外を見る。




キレイな
あかね色の夕焼け・・・。





そしてアタシは
またあの日の出来事を
思い出す。



あの、
たった触れるだけの・・・。





でもそれでいて

とても魅惑的で甘美な・・・。