切ナクテ、恋シイ、ヒト。


へー。


アタシよりも猫の都合ですか・・・。


同じ名前でも扱いが違うもんですねぇ、ホント。



「あれ?なんか不満でも?
ミツキに妬いてる?」

彼は笑いながらアタシに言った。


「な!何言うてんのよ!
なんでアタシが猫相手にやきもち妬かんとあかんのよ!」

アタシは必死になって言った。




「またまた必死になって・・・。
大丈夫、俺、美月のこと大好きだから」

アタシのほうを向いてニッコリ笑う。




アタシが今、否定してたのに
それが聞こえてないの!?


もう、なんでこの人はそんなことさらっと言ってしまうんだろう・・・。