切ナクテ、恋シイ、ヒト。


あ、ないのか・・・。




でもこれで優に会わなくてもいいから穏やかに
過ごせるかな・・・。



そう思う反面、
ちょっと残念に思ってるアタシもいたり・・・?





なんだ、それは。


そして。




アタシはこないだの生物準備室での出来事を思い出した。






そっとアタシの唇に触れた彼の唇。




指で自分の唇に触れてみる。






「・・・寿賀野・・・さん・・・?」

松久保さんは不思議そうにアタシを見た。