切ナクテ、恋シイ、ヒト。


1人残された教室でアタシはぼんやりと座ったまま考えていた。




アタシのこころ、
一体どうしてしまったんだろう?




それにしてもどうして彼はあのハイネの詩を・・・?





あの詩を知ってるってことは

きっと彼は辛い恋をしているのかもしれない。






なんとなくそう思った。



相手は・・・?


あの同じ生徒会の女の子?

それとも他の子?