切ナクテ、恋シイ、ヒト。


「顔、真っ赤だよ」


「うっ・・・うるさい・・・」


「目を閉じて」



アタシはもう言われるがままだ。






口答えすることもなく、

抵抗することもなく。


彼の言いなりだ。





目を閉じても彼の顔がゆっくりと近づいてくるのがわかる。




彼の体温でわかる。

温かい体温・・・。