切ナクテ、恋シイ、ヒト。


そのときブラックティーの花びらがアタシから落ちた。


ひとひら。



制服についていたんだろう。






アタシはしばらく落ちていた花びらを見つめていた。


そしてそっと拾った。





「オマエは必ず俺のところに戻ってくる」


彼の言葉を再び思い出していた。









伊勢田くんは。




伊勢田 優は・・・



・・・悪くない。