切ナクテ、恋シイ、ヒト。


それでも彼はアタシを離そうとはしなかった。


彼を叩いている自分の手が痛い・・・。





多分。

アタシのこころの痛みでもあるような・・・

そんな気がした。





こうなることわかってたのに。

言われる言葉もわかってたのに。



さっき知らない第三者にイヤミ言われて傷ついて思わず手をあげたアタシ。




そして今度は伊勢田くんに指摘されてまた手をあげたアタシ。




自業自得のはずなのにアタシってサイテーだ。



自分が傷つくのわかっててどうしてこんな話してしまったんだろう。