でも伊勢田くんはこのままこの話は「はい、おしまいです」って終わらせてくれるような人じゃない。 「美月、好きな人って?」 同じ質問をアタシにする。 ここはちゃんと話したほうがいいかもしれない。 そしたら・・・。 彼もアタシにちょっかい出すこと止めてくれるかもしれない。 アタシは意を決して彼にゆっくりと話しはじめた。 侑くんのこと好きだったこと。 でも事故で亡くなってしまったこと。 彼に好きだって伝えられなかったこと。 それから・・・。