切ナクテ、恋シイ、ヒト。


「何すんのよ!アンタってめっちゃ凶暴!」


彼女も負けじと
アタシに手を上げた。


でもアタシは
うまく交わした・・・

つもりが足元のバランスを崩してそのままこけてしまった。




あーもう、こうなったら収集がつかない。


アタシはそのまま座り込んだ姿勢で

「いいから早くノート返して!」

と彼女に怒鳴った。





するとそこへ伊勢田くんが入ってきた。




アタシはドアの方を向いて座り込んでいたので彼とすぐに目が合ってしまった。





うわっ!しまった。


彼はアタシの姿をゆっくり見て笑いながら言った。


「スカートん中、丸見え」