切ナクテ、恋シイ、ヒト。


侑くんの事にしてもそんなんじゃないのに。



・・・彼の面影を追うことがそんなにいけないこと?




一瞬でも彼に近づけるかもしれないと思うから。




アタシだってそういうこと止めたいと思ってる。




でも。

どうしても。





知らない第三者からも指摘されてアタシはとうとう逆切れしてしまった。



・・・バシン!


気がつくとアタシは彼女の頬を叩いた。


一瞬しまったと思ったけれど言葉がついて出る。





「黙って聞いてたら勝手に何言うてんのよ!

アタシ何も関係あらへんねんからね!

今日かてノートもらいに来たって言うてんねんからさっさと出してや!」